今月のヒト・モノ

郡山へ行こう! > 今月のヒト・モノ > 【Vol.12】かたくなに自然酒にこだわる【仁井田本家】

【Vol.12】かたくなに自然酒にこだわる【仁井田本家】

【Vol.12】かたくなに自然酒にこだわる【仁井田本家】

今年で創業306年を迎えた老舗の酒蔵 仁井田本家では、酒づくりの探求から、身体に良いお酒を造るという先祖代々の信条を受け継いでいます。
2011年には日本初の無農薬・無化学肥料で栽培された自然米だけを使用する酒蔵となりました。


仁井田本家女将 仁井田真樹さん

 18代蔵元の妻で女将の仁井田真樹さんにお話を伺いました。
 「自然酒が誕生して今年で50年になります。震災後は風評被害もあり、原料をさらに見つめ直すきっかけになりました。自然米の栽培では農薬・化学肥料を一切使用しないので、日々の草取りや手入れがとても大変な作業です。収穫量は減りますが、大地の力だけで稲がたくましく育ってくれます。その分美味しくて安心・安全なお米ができるんです。」
 女将は女性ならではの視点で、お酒が飲めない方やお子様でも食べられる糀(こうじ)を使った商品開発を担当しています。


健康に良い発酵食品

 発酵食品が注目されている今、仁井田本家では「健康に良い発酵食品」での商品づくりにも力を入れており、自然米糀を100%使用した「糀あまさけ」や、米糀の甘みだけを抽出して作られた日本初のスイーツ「こうじチョコ」は、まるでチョコのような口溶けで新食感だと大人気となっています。
 さらに、お酒や酒蔵により関心を持って欲しいと、蔵ではご家族で楽しめる様々なイベントを開催しています。今では商品開発に奮闘する女将ですが、前職はピアニストで、時折酒蔵のイベント等で演奏する事もあるそうです。
 「田植えから米づくり体験ができる「田んぼのがっこう」は48回目になります。お子様の食育にもなると多くの方に好評です。また、10月1日に開催する感謝祭では、金寳自然酒50周年を祝したイベントを盛りだくさんご用意しています。」


老舗の酒蔵 仁井田本家

 先代の想いを守り続け、さらに『2025年までに田村町金沢地区の田んぼを全て自然栽培田にし、田村町の自然を守りたい!』という夢に向かう酒蔵 仁井田本家の情熱が感じられる取材でした。


イベントのご案内
●10/1(日)にいだの感謝祭
※蔵人と一緒に盛り上げてくれるサポーターさん大募集!!特典盛りだくさんです!
●10/7(土)田んぼのがっこう《要予約》
●11/25(土)スイーツデー《毎月第4土曜日開催》
お問い合わせ【仁井田本家】
福島県郡山市田村町金沢字高屋敷139
電話:024-955-2222 FAX:024-955-5151
http://www.kinpou.co.jp
【郡山市内のスポット紹介:仁井田本家】
https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-8-446.html

月別アーカイブ