【Vol.31】庭園という名のアート作品【四季の里 緑水苑】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
四季を通じて多彩な景観を見せてくれる日本庭園。そんな場所が郡山市内にあることをご存知ですか?今回は四季の里 緑水苑の代表取締役、佐久間繁さんにお話をうかがいました。
【 四季の里 緑水苑 】
四季の里 緑水苑は、郡山市喜久田町の五百川沿いにある、面積およそ3万坪(10ha)に及ぶ日本庭園。秀峰安達太良山を背景に、春には桜、水芭蕉など、初夏にはアジサイやツツジ、秋にはモミジやイチョウの紅葉に美しく彩られる。まさに「四季が凝縮されている」という表現がふさわしい庭園です。
今年は新たにテント型の結婚式場やドッグラン、かつら木道などを開設、バラ園も拡張整備されました。また、苑内の花や緑に囲まれてバーベキューや芋煮が楽しめる広場も設けられており、さまざまな楽しみ方に合わせて活用できるレジャースポットです。
元号が「令和」に変わるのに際し、改めて「万葉集」が注目されています。「安積山 影さへ見ゆる 山の井の 浅き心を 吾が思はなくに」と読まれた「安積山の歌」をはじめ、万葉集と郡山の縁(えにし)は深いもの。緑水苑では、万葉集ゆかりの草木も楽しめます。
【 緑水苑の始まり 】
「五百川が何度も氾濫した後に、残された広大な荒地。そんな状態だったこの場所を、自分の手で生まれ変わらせ、地域おこしにつなげたいと思ったんです」。そう語るのは、四季の里 緑水苑の代表取締役である佐久間繁さん。
聞けば、カナダにあるブッチャート・ガーデンに憧れて「自分もあんな庭園を手掛けたい」と考えたのが始まりだったそうです。
「ちゃんと設計した訳ではなく、思いつきで進めていたんですよ。しかし工事を進めるうちに、林だった場所がひらけて安達太良山が見え、伏流水に恵まれていることも分かったんです。緑水苑が安達太良山を背景に、池を回遊する形になったのは何かのめぐり合わせなのかもしれませんね」。
資金面での苦労のほか、着工してから洪水、台風、地震による被害もあったそうですが、それでも整備を続けられた原動力は何だったのでしょうか。
「従業員や友人知人の協力が大きかったですね。しかし最大の原動力は、私が思い描いた夢。手を入れていると次から次へ、やりたいことが浮かんできて切りがないんです(笑)。
現在では後を任された人たちが困らないよう、もっとよくしなければという思いで取り組んでいます」。
着工から26年という緑水苑。現在では、四季それぞれに寄り添った癒しと感動の空間となっています。
【 第4展望台 】
第4展望台からの様子。
柱が額縁の役割を果たし、郡山の絶景を切り取った1枚の絵のような眺めを楽しむことができます。
【 緑水苑のこれから 】
ドッグランや結婚式場も完成し、庭園としての新しい形を見せ始めている緑水苑。今後はどのようなことに取り組んでいくのでしょうか。
「26年経ち、いまは人間でいう成人の状態を迎えたところ。やりたかった事も形になってきました。今後は<大人になった観光地>としてさらに完成度を高めたいと考えています。入ってみて美しいと感じ、歩いてみて楽しいと感じ、心身ともに癒され、地域観光にも役立つ施設に仕上げていきたいです。いまでも苑内を眺めていると、あの花がここに咲いていたら・・・。と思うことがあるんです。そんな風に、今後も緑水苑を彩り豊かにしていきたいですね」。
四半世紀を過ぎてなお、整備への意欲を見せる佐久間さん。着工当初は10年で完成させる予定だったそうですが、いまではライフワークになっているようです。
自ら「絵も描けないし、歌も詠めない」と話す佐久間さんですが、緑水苑は、そんなご本人にとって壮大なアート作品なのかもしれません。
令和を迎えるにあたり、緑水苑で歴史、文学、そして水と四季折々の花木を肌で感じてみてはいかがでしょうか。
【 ワンちゃんも楽しめるドッグラン 】
芝生の上を駆け回れるドッグランです。ワンちゃんと一緒に楽しめるバーベキュー広場も併設。
【 快適なグランピングウエディング 】
福島県の大自然を感じながら、オシャレなウエディングを。テント&ガーデン見学&ウエディング相談会 開催中!
※予約制となります terra verde(テラ・ヴェルデ) ウェディングデスク 電話:024-961-2224
お問合せ【四季の里 緑水苑】 電話:024-959-6764 |
【郡山市内のスポット紹介:四季の里 緑水苑 】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail2-1-34.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20190426
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