【Vol.43】コーヒーとの思いがけない出逢い【OBROS COFFEE】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
品質の高い珈琲豆"スペシャルティコーヒー"のみを提供する珈琲店、OBROS COFFEE。郡山市で生まれ育った兄弟が始めた珈琲店です。今回は兄の荻野夢紘(ゆめひろ)さんにお話をうかがいました。
【 OBROS COFFEE 】
2016年の5月、郡山市細沼町にOBROS COFFEEとしてオープン。店名である『OBROS』にはOgino BROtherS(荻野兄弟)という意味が込められているのだそう。
スペシャルティコーヒー専門店として、苦味の少ない、フルーツのようにフレッシュな珈琲が味わえます。
開業の1年後には、焙煎所設立の足掛かりとしてOBROS COFFEE1095の活動をスタート。駅前にも店舗を構え、弟の稚季(わかき)さんが店舗に立つ傍ら焙煎についての知識を深めたといいます。
現在では二本松市に焙煎所を設け、稚季さんが焙煎した豆をOBROSの店舗で夢紘さんが提供。まさに兄弟でつくる珈琲店となっています。
【 OBROSとしての新しいスタート 】
「"兄弟でお店を持つ"ことは弟が学生の頃からずっと、漠然と考えていて。ただ、その頃は珈琲店というはっきりとした目標はなかったんです。」
OBROS COFFEEの始まりについてそう話すのは、代表の夢紘さん。珈琲の道へ進むきっかけは何だったのでしょうか?
「私がラテアートに出会い、その魅力からカフェのチェーン店で働き始めたことがきっかけです。そこから兄弟で珈琲の世界でやっていこうと決め、準備を始めました。開業の翌年から郡山駅前店での準備期間を経て、2019年の10月には自家焙煎も開始。弟が焙煎した豆を、私が提供しています。OBROSとして新たなスタートが切れました。」
珈琲の味と香りは、焙煎の工程で8~9割ほど決まるのだそうです。珈琲にとってとても重要な焙煎作業を、弟の稚季さんに委ねているのは、兄弟2人の間にとても明確な役割分担があるからだといいます。
【 兄弟の役割 】
「開業してから1年ほど経過した頃に『それぞれの役割を見つけよう』ということになったんです。稚季は、職人気質で豆ととても真摯に向き合うことができる。なので、焙煎の作業を稚季に任せ、自分は店舗の運営やブランディングに注力。焙煎所を設立してからは、珈琲豆が本来持っている個性や特徴をより明確に表現することができるようになりました。兄弟のそれぞれがお互いに無いものを持っていて、補い合えた結果だと思います。」
OBROSが提供しているスペシャルティコーヒーの特徴は、ネガティブな要素が少ないこと。一般的に知られる、苦みの強い珈琲とは異なるため、お客様に認知されるまでに時間がかかったといいます。しかし、夢紘さんによる丁寧な接客や積極的なイベント出店などにより、現在は常連の方も足を運ぶ"街の珈琲屋さん"になっているのでした。
【 郡山から世界へ 】
5月には開業から4周年を迎えますが、これからどんなことに取り組んでいくのでしょうか?
「OBROS COFFEEの魅力をさらに上げていくことです。弟が焙煎し、自分がその豆で珈琲を提供する。役割分担がはっきりしたことで『お店』という場所をとても大切にするようになったんです。今の時代、カフェというと色々なことを求められます。例えば、モーニングがあって、ケーキを作っていて...とか。そんな今だからこそ、珈琲一つに特化した店でありたいんです。そして、世界基準の高品質な珈琲を郡山から世界へ提供していきたいですね。」
落ち着いたトーンでそう語る夢紘さんの瞳には、静かながらも確かな情熱がうかがえるのでした。
<思いがけない出逢い>をコンセプトに、珈琲・サービス・空間でお客様の体験を大切にするOBROS COFFEE。上質な一杯とともに、きっと記憶に残るようなひとときを過ごせることでしょう。
【 カプチーノ 】
カプチーノは、コーヒー自体の素材の良さと、ミルクの調和があってこそ完成するドリンク。
ブラックのコーヒーも良いですが、注ぎたてのカプチーノもおすすめです。 520円(税込)
【 ホットドッグ 】
オブロスコーヒーで、ドリンク以外の数少ないフードです。
コーヒーとの最高の相性を考え、また朝早起きして食べたいシンプルなホットドッグ。 900円(税込)
お問合せ【OBROS COFFEE】 電話:024-926-0471 |
【郡山市内のスポット紹介:OBROS COFFEE】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-5-460.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20200430
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