【Vol.55】美味しさに安心を添えて。【株式会社いとうフーズ】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
郡山市内の学校給食やスーパーマーケットに向けた食肉の加工や製造・販売を行っている、株式会社いとうフーズを訪ね、代表取締役社長の伊藤武さんにお話をうかがいました。
【 株式会社いとうフーズ 】
1973(昭和48)年に「伊藤精肉店」として創業。会津出身の現会長が<郡山でも馬刺し文化を広めたい>と考えたことが創業のきっかけになったといいます。また当時、馬刺し文化の根付いていない郡山で事業を開始するにあたり、豚、牛、鶏の肉全般を扱う食肉会社としてスタートしました。
その後、スーパーマーケットのテナントにも出店し、業務拡張をしますが、徐々に卸業へと移行。
現在では、福島牛や、県産豚を使用したウインナー、ハム、ベーコンなど食肉加工製品の製造・販売も行っています。
ドイツで3年に一度開催される食肉加工の世界的なコンテストIFFAでは、2016年、初出品ながらも6品で受賞。世界からもその商品の質の高さが認められています。
【 代表取締役社長の伊藤武さん 】
「実は、元々肉屋をやろうとは思っていなかったんです。」
この業界に入る以前の思いを振り返るのは、株式会社いとうフーズの代表取締役社長、伊藤武さん。
「しかし、長男ということもあり、親が築いてきたこの業界でやっていこうと学生の時に決心。一度はスーパーマーケットに就職し、精肉部門で3年ほどお肉について学びました。その後、いとうフーズへ戻りました。それから、お肉について極めようと思い、お肉博士1級の資格を取得。東京のハム名門店で短期的に修行させていただいたこともありました。 」
<お肉について極めたい>という伊藤さんの意志は、商品の徹底された衛生管理と厳しい品質管理に表れているのだと感じました。
【 数々の受賞歴について 】
いとうフーズの商品は、世界的なコンテストでも数々の受賞歴があります。そのきっかけはどんなものだったのでしょうか?
「私が入社する前から、学校給食に向けた無添加のハムなどを製造していたのですが、東京のお店で修業した際にIFFAなどのコンテストがあることを知り、それらを出品してみたいと思ったんです。WEBでの結果発表時は、英語を必死に翻訳しながらドキドキしていました。いとうフーズの社名を見つけた時の、"世界のマイスター達"に評価された喜びは今でも鮮明に覚えていますし、自分達のものづくりの大きな自身につながりました。」
【 これから目指すもの 】
これまでに苦労されたのはどんなことでしょうか?
「一昨年の台風被害です。この工場がある一帯は、阿武隈川の冠水の影響で浸水してしまいました。機械の故障や、水に浸かってしまったお肉の廃棄などもあり、スーパーマーケットや学校への物流を止めてしまったのが大変つらかったですね。そして、物流の先にたくさんのお客様がいることを実感する機会となり、そんな目に見えないたくさんのお客様の口に入るものだからこそ、より一層、衛生管理に力を入れていこうと考えています。美味しさは、安心・安全があってこそのものだと思っています。」
ますます健康に気をつかう昨今、厳選された原材料を徹底した衛生管理により品質向上に努め、お客様のニーズにお応えしている株式会社いとうフーズなのでした。
【 山来馬(さんぐるめ) 】
上質な馬肉を厳選し、ご家庭で召し上がりやすく調整しています。肉質はきめ細かくて柔らかく、口に含めばとろけるようなまろやかさが広がります。
【 うまかんべ工房 】
食肉加工品の自社ブランド「うまかんべ工房」では、良質な県産豚などの原料を使い、無添加・低添加かつ美味しさにこだわったオリジナル製品を製造しています。
お問合せ【 株式会社いとうフーズ営業部/石塚工場 】 電話:024-942-2983 |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20210531
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。