【Vol.17】伝統を守り、現代の味を求めて【丹波家柿羊羹本舗】

創業375年の和菓子処・丹波家柿羊羹本舗は、1643(寛永20)年、二本松藩主・丹羽(にわ)公に御用商人として仕えたのが始まりとされています。50年前、二本松から郡山に店を移し、今では郡山を代表する人気店のひとつとなりました。


代表取締役常務 平栗洋子さん

今回お話を伺ったのは、やさしい笑顔が印象的な代表取締役常務 平栗洋子さん。
「看板商品である柿羊羹は、約100年前から守り続けている伝統和菓子です。販売当時から、砂糖に頼らず素材本来の甘みを活かすため練り羊羹に匹敵するほど糖度が高い干し柿を使用しています。現在も製法・伝統の技をそのまま受け継いでいるんです。柿色と光沢が美しい柿羊羹は、日本茶はもちろんコーヒーにも合う味わいで、おもてなしの一品としてもおすすめです。天然素材による甘味や、和菓子本来の奥深さを、ぜひ皆さんに広く知っていただきたいですね。」


店内風景


"いちご大福といえば丹波家さん"と言われるほど大人気。
「おかげさまでお客様からも大変喜んでいただいており、発売から30年、今もなお愛される商品として通年販売しております。また、いちごの酸味、甘さ、大きさ等、餡に合う品種を季節ごとに厳選し、一つひとつ丁寧に作り上げています。当店では通年商品だけでなく、四季折々を和菓子で楽しんでいただけるように、試行錯誤しながら季節限定商品の開発を行っております。」と語る平栗さん。


柿羊羹・いちご大福


店頭には、色鮮やかな菓子が並び、一足早い春の訪れを感じさせてくれます。春が待ち遠しいこの季節、丹波家の和菓子とともに、のんびりと癒やしのコーヒータイムを過ごしてみませんか。


丹波家柿羊羹本舗 お問い合わせ
【有限会社丹波家柿羊羹本舗】
福島県郡山市咲田2-9-2
電話:024-933-2497
営業時間:8:30〜18:00(本店)
10:00〜20:00(ピボット店)
※各店ともに年中無休
【郡山市観光物産振興協会:丹波家柿羊羹本舗】
https://www.kanko-koriyama.gr.jp/itiba/meika_member/tanba.html