【Vol.18】郡山を魅せる人々【郡山水と緑の案内人の会】
平成28年4月に安積開拓・安積疏水にまつわるストーリーである、「未来を拓いた『一本の水路』」が日本遺産として文化庁に認定されました。近代郡山発展の礎となった開拓事業や、当時の開拓者たちの想い等、歴史的な視点から郡山の魅力を伝え続ける「郡山水と緑の案内人の会」小西会長にお話を伺いました。
「昭和の頃から中国に木を植えるボランティア活動を行っていたNPO福島県緑の協力隊という団体があります。そこが開催した郡山の地域・歴史を勉強する講習会に参加したのが、今の活動を始めるきっかけです。」
数多くの参加者の中には郡山のいいところを伝えたいという熱意溢れる同志が多く、平成20年4月にガイドを主とした『郡山水と緑の案内人の会』を発足したそうです。
小西会長は郡山について熱心に勉強され、会員からの人望も厚かったことから、会発足当初から現在まで会長を務められています。
「2年に1回、案内人養成講座を実施し、市の街路樹や歴史など幅広く勉強しています。第1回目の講習会では80名の参加があり、うち50名が入会となりました。予想より多くの方が参加してくれて、本当に嬉しかったですね。
当初は講師を招いていましたが、今では会員自らが講師を行うまでになりました。主な活動は安積疏水関連のガイド、歴史探索バスツアーや開成山公園でのガイド等を行っています。日本遺産認定後は、認定前と比べ約3倍もの案内依頼が入り、活動も盛んになっています。もっと郡山を知りたい、仲間との繋がりを持ちたい、ガイドとして案内することで人に喜んでもらいたいなど、会員皆様々な想いです。」
会員自ら撮影、原稿づくりをしたオリジナルのパンフレットを作成・配布をし、積極的に活動しています。
「利用者さんから『とても参考になりました。』『ありがとう。』の言葉をもらい、活動を続けてきて本当に良かったなあと実感するんです。郡山市は、元々民間・地元の力があったからこそ、安積疏水の開拓が成功した歴史があります。その発展の源を忘れず、今に伝えていきたいです。」と小西会長。
期間限定で開成山公園の見所の案内や花見にちなんだミニクイズなどを無料で行うそうです。お花見しながら歴史を楽しく学ぶ旅に出かけてみませんか。
【開成山公園ガイド】 |
期間/4月9日〜13日 時間/10:00〜14:00〈無料〉 場所/開成山公園内「開拓者の群像」前 |
お問い合わせ【郡山市水と緑の案内人の会】 福島県郡山市菜根5-7-13 電話:024-933-2788 |
【郡山市内のスポット紹介:郡山水と緑の案内人の会】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail1-1-486.html |