【Vol.20】お菓子で福島を元気に。進化を続ける老舗【郡山銘菓庵大黒屋】
【Vol.20】お菓子で福島を元気に。進化を続ける老舗【郡山銘菓庵大黒屋】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
4月からコーナーをリニューアル!福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
「大黒屋のくるみゆべし」を筆頭に、作り手のまごころ込もったお菓子が幅広い世代から愛される 郡山銘菓庵 大黒屋。伝統の製法を大事にしながらも、今お客さまに「おいしい!」と感じてもらうための努力を惜しまない、老舗でありながら、なお進化を続けるこのお店の魅力を、営業推進課 池田さんに伺いました。
【 郡山の老舗!】
昭和33年、郡山銘菓庵 大黒屋は、現在の所在地である郡山中町で創業しました。創業者は現在の代表取締役社長 阿部充正さんのお父様。終戦から間もないころは、甘いものが少なく、多くの人が現代以上に甘いものを食べたがっていたといいます。創業者の阿部さんは、甘いもので日本人を元気にしたいという思いからお店を始めたのだそうです。そうした思いがお菓子のおいしさや品質につながり、大黒屋は「全国菓子大博覧会 最高賞 名誉総裁賞受賞」を始めいくつもの大きな賞を受賞しています。
【 "人の手"のぬくもりやまごころをお菓子に込めて 】
大黒屋が、創業時からこれまで、決して変わることなく大切にしてきた想いがあります。それは、"人の手"のぬくもりやまごころをお菓子に込めたいという気持ちだといいます。作り手のまごころが、お菓子に込められ、お菓子を買ってくれたお客様に届き、笑顔の源となるように--。スタッフたちは、そんな思いを共有しながら、日々丁寧にお菓子作りを続けています。
また、池田さんはおっしゃいます。「お菓子は気温や湿度などの気候に大きく左右されます。できる限り多くのお客様においしく召し上がっていただきたいというのが私たちの望みです。機械による作業は時間の短縮にはつながりますが、例えば気候や、季節によって変化するお客様のご要望にまで対応するのは難しい。機械と人とを上手に組み合わせることで、そうした微調整を行ことができます」
人間ほど精密な機械はないと言いますが、機械だけに頼らず、並行して人が直接携わるからこそ生み出せる味わいがあるのでしょう。
【 何より、お客様の笑顔のために 】
伝統の製法を大事に守り続けていますが、その反面、おいしさの為には実に柔軟なのがこの大黒屋。
大黒屋では、社長をはじめ、みんなでお客様から届く感想ハガキに目を通すのだといいます。その意見をもとに、お菓子の品質を見直したり、今後の展開を検討したりと、お客様の声を第一に動いているのだそうです。
また、原料へのこだわりも譲れないポイントです。健康に影響する可能性があると聞いた原料は避け、安全が確認された原料を使用します。使用を避ける原料について、理由を丁寧に説明する文書を店内に配置するなど、お客様へのご説明も忘れません。
人の体に入るものだからこそ、徹底した品質管理を行い、安全にこだわりぬいたお菓子をお届けしています。
何よりも、お客様一人一人に喜んで頂きたい。大黒屋の信念は、創業からどれだけ時間がたっても、少しもぶれることがありません。
【 福島の誇りであり続けたい 】
大黒屋は震災後、あるテーマを掲げました。
それは、「大黒屋のお菓子を多くの人に食べてもらい、こんなお菓子がある福島に行ってみたいと思ってもらう」ことでした。
福島で生まれ、福島の人とともにあった大黒屋。震災を経て、お菓子作りで地域の為に出来ることを「大黒屋宣言」として発表しました。「大黒屋宣言」は、福島に元気を与えるため、全国の人に福島のよさを味わっていただくため、美味しいお菓子を作ることを、お客様に向けて誓う宣言です。今でも、朝礼で唱和し、気持ちや絆を確かめ合います。
「大黒屋のお菓子の魅力がより多くの人に伝わることは、福島の誇りの一つとなります。私たちは、お菓子作りを通じて、福島の人を元気にしていきたいと考えています」池田さんはそんなふうに語ってくださいました。
【人気商品あれこれ】
お客様の声も取り入れた、多彩な商品ラインナップも魅力の大黒屋ですが、まずは定番の「くるみゆべし」。
くるみゆべしと、黒ごまゆべしの2種類があります。大黒屋のくるみゆべしの特徴はいろいろありますが、やはりくるみがたくさん入っているところです。そして、生地がもっちりと弾力があるのも魅力的。
そのほかにも、人気の商品が目白押し。最近特に人気なのが、写真の生チョコケーキとのこと。先日チョコバナナ味(本店限定)も登場し、小さなお子様たちにも大好評なのだそうです。
また、中町にある本店だけでの限定販売商品も各種あり、お菓子好きの方ならぜひ足を運んでみてほしいところ。
お問合せ【有限会社 郡山銘菓庵 大黒屋】 福島県郡山市中町14-8(大東銀行本店隣) 電話:024-932-3517 |
【郡山市内のスポット紹介:郡山銘菓庵大黒屋】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-9-443.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20180528
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。
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