【Vol.22】クリームボックスでまちおこし【郡山クリームボックス楽団】
【Vol.22】クリームボックスでまちおこし【郡山クリームボックス楽団】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
4月からコーナーをリニューアル!福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
ふっかふかの厚いパンに、甘くて優しいミルク味の、とろけるような食感のクリーム・・・。そう、それは、みんな大好きクリームボックス!このクリームボックスを名前に持った"楽団"が郡山にあり、その名も、「郡山クリームボックス楽団」。一体どんな団体なのでしょうか?今回は、楽団の団長である鈴木康博さんにお話を伺いました。
【 クリームボックス楽団 誕生秘話 】
郡山クリームボックス楽団は、平成26年に誕生しました。
きっかけは、日本最大級のまちおこしイベントである『B-1グランプリ』。この『B-1』が郡山で開催されることが決定した際に、地元団体の出展ブースも設けられることに。そこに、ぜひ郡山の名物を出展したい!と有志が集まり、鈴木さんに楽団長をやってくれないかという声がかかったのだそうです。
『B-1』のコンセプトは、ずばりご当地グルメ。地方に根付き、地元民に愛されているということが何よりのポイントです。郡山で何か1つ選ぶなら・・・と考えられた際に、クリームボックスに白羽の矢が立ったのです。
そして、郡山といえば忘れてはいけないのがやはり音楽都市「楽都」であること。「楽都郡山でたのしく!」という意味も込められた、「クリームボックス楽団」が誕生しました。
【 郡山の"食"の魅力を発信したい 】
鈴木さんは本業の傍ら楽団長を務めています。郡山名物のPRとはいえ、楽団長になってほしいと言われてどんな気持ちで引き受けたのでしょうか。
「突然のお誘いでしたが、戸惑いはありませんでしたね。楽団が始まったのが4年前。その頃、郡山は震災のイメージをまだ払拭できていませんでした。そんな中、知人から、郡山を元気にしてほしいと相談され、とてもやりがいを感じましたね」と鈴木楽団長。
鈴木楽団長は郡山で生まれ育ち、学生時代を他県で過ごしたのち郡山に戻り就職。郡山へ強い愛着があり、楽団創設以前から、郡山の魅力について、考えていたことがあるそうです。
「以前から、郡山は食のレベルがすごく高い、"食の街"だと思っていたんです。おいしい飲食店がとても多く、食べ歩きも楽しい。私は食べるのが大好きなので、郡山の充実した食文化をとても誇らしく思っていました」と笑顔で語ります。
「ただ、まちおこしとしては、せっかくの食の魅力をうまく発信できていない気がしていたんです。何かいいアイディアはないか...そう思っていたところ、楽団の話をいただいたんです」
鈴木楽団長は県外に出るまで、クリームボックスが郡山だけのものだと知らなかったと言います。「地元に密着して根付いているものなんだとわかり、余計に愛着が湧きました」
『B-1』に参加すれば、それがきっかけとなり郡山以外にお住まいの方にも郡山に関心を持ってもらえる。郡山が旅の目的地となることで、それが地域の復興になるのではと考えたといいます。
こうして、クリームボックスという郡山ならではの"食"を起点としたまちおこしが始まりました。
【 幅広い活動 】
楽団の活動は多岐にわたります。県内のイベントやお祭りはもちろん、宮城や新潟など県外のイベントへも出展し、クリームボックスを販売。郡山のご当地グルメとして猛アピールしてきました。「県外でもとても好評です。新潟競馬場の販売などでは、2,000個が午前中で売り切れてしまいました。食べてみたかったという声や、郡山出身なんですよ!といった声をいただくことが多く、とてもうれしいです」創設当初は楽団員たちでクリームボックスを作ったこともあるのだそう。「作るのはとても難しかった!パン屋さんはやはりすごいですね」と振り返ります。
販売のほかに、市内でクリームボックスを販売しているパン屋が一目瞭然の「クリームボックスマップ」を作り大好評。その後、より多くの方に楽しんでもらうため、平成28年よりクリームボックスのあるパン屋を巡る「郡山クリームボックス・スタンプラリー」がスタートしました。昨年も大勢の参加があり、全店舗制覇の特典であった限定200個のクッションは、スタンプラリー開始から約1か月ほどで上限に到達!早い人は、開始からわずか2日ほどで全店舗制覇していたそうです。
3年目の今年も、ファン垂涎の特典が用意されていますので、ページ下部のスタンプラリー告知をご覧ください。
【 知名度、人気共に全国区へ 】
幅広い活動や、参加型の魅力的なキャンペーンを行ってきた甲斐があり、現在では郡山名物として県内外から注目される存在になりました。郡山以外にお住まいの方から、「クリームボックスはどこで購入できるのか?」と聞かれることも多々あるそうです。首都圏のコンビニで発売されたり、大手メーカーのポテトチップスとのコラボ商品も登場。TVなどのメディアで取り上げられることも増え、今やその人気は全国区になりました。郡山に関心をもってもらう、大きなきっかけとなっています。
「どこかの会社が独占して行うようなことは、まちおこしではない、と思うんです。そこに住む人たち、みんなでやっていくということが大事だと考えています。参加しているパン屋さんたちにも、楽団の企画をとても楽しんでいただいているんです」とおっしゃいます。「クリームボックスは、郡山に注目してもらうコンテンツとしてとても力があると思います。その力を活用して、もっとたくさんの人と協力しあって、郡山を盛り上げていきたいです」と笑顔で語ってくれました。今後ますます盛り上がりをみせるであろう、郡山クリームボックス楽団の活動に注目です。
【 スタンプラリー・利きクリームボックス大会 】
今年の郡山クリームボックススタンプラリーは、2018年7月21日(土)〜11月20日(火)に実施!期間中に対象の20店舗で『クリームボックス1個を含む』商品を2個以上お買上いただくと、スタンプが1つもらえます。スタンプ台紙は参加店にて配布。全店達成特典は、折りたたんでポケットに収納すると、まるでクリームボックスのようになる、ふんわりやわらかブランケット!こちらは300個限定の非売品なのでお早めに!さらに、5店舗達成ごとにそれぞれ達成したお店からプチ特典もあります。
利きクリームボックス大会は2018年12月2日(日)開催。詳細はホームページにてご確認ください!
お問合せ【郡山クリームボックス楽団】 電話:024-905-0104 ホームページ:http://creambox.jp |
【郡山市内のスポット紹介:クリームボックス】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-1-487.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20180724
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。
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