【Vol.37】不易流行のおもてなし【ホテル華の湯】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
磐梯熱海温泉は五百川に沿って旅館が立ち並ぶ、「美人の湯」として知られている福島県有数の温泉街です。今回はそんな温泉街で、庭園露天風呂やひのき樽風呂をはじめ、30種類のお風呂が楽しめるホテル華の湯から取締役常務・総支配人 菅野豊臣さんにお話をうかがいました。
【 ホテル華の湯 】
昭和63年オープン。その始まりは昭和5年創業の栄楽館という旅館からだといいます。
現在では30種類ものお風呂が楽しめる「湯舎(ゆや)めぐり」が人気です。
平日利用のニーズに応え、コンベンションホールを整備。「温泉コンベ宴(エン)ション」として、会議や様々な用途で利用できる施設となっています。
【 不易流行 】
「旅館は、日本文化の塊なんです」
そう語るのは、ホテル華の湯 取締役常務・総支配人の菅野豊臣さん。
「温泉や畳、和食などは、我々旅館業がずっと守っていかなくてはならない文化だと思っているんです。しかし、その時代時代で趣味嗜好が移り変わります。それを敏感に察知し、旅館という日本文化に取り入れていくことも大切だと思っています。経営理念の中に<学び且つ行うものは必ず成功する>という言葉があります。この言葉通り、すべてを学びにする、良いと思ったサービスや施設があれば我々もすぐに取り入れる。そしてお客様には<何度訪れても飽きない、魅力的なサービス>を提供することを常に心掛けています」
いつまでも変わらない日本文化を残しつつ、常に変化し続ける時代のニーズに応えてきたからこそ、現在の華の湯の姿があると感じました。
【 華の湯のおもてなし 】
お客様への対応や、サービスで特に力を入れているのはどんな点でしょうか?
「まずは、とにかく笑顔で接客するということ。私は、エントランスなどの共有スペースは、劇場の舞台のようなものだと思っています。俳優のようにその場に応じた<立ち振る舞い>や<仕草>に気を配る。従業員一人ひとりの笑顔から、お客様への接客が始まっているんですよ。
そして、お客様それぞれのストーリーを考えるということ。例えば、華の湯へお越しいただくまでのストーリーです。記念旅行でお越しいただいたかもしれないし、観光地を巡ってへとへとかもしれない。沢山の『かもしれない』を想像しながら接客をすることが、本当の意味で良いサービスの提供につながると思っています」
【 華の湯オリジナル商品 華カレー開発のきっかけ 】
日本遺産『一本の水路』ブランドにも認定された華カレーはどのように開発されたのでしょうか?
「平成22年の旅館のリニューアルの際に、県産食材を使ったビュッフェを提供することになりました。ところが1年後、震災の影響で県内の食材を提供するのが難しい状況になりました。旅館業の強みは、地元の食材を美味しく提供できるところにあります。そんな我々が県産食材の使用をやめたら、風評被害も加速し、生産者も食材を作ることをやめてしまう。県産食材の危機だと思ったんです。そんなときに、福島の米粉をカレールゥへ加工し販売している企業と出会い、コラボレーションとして華カレーの開発が始まりました。カレーを販売すれば、自然と福島県のお米も食べていただけるでしょう?自分だけでなく、周りを巻き込んで風評被害を払拭していこうという思いでした」
不易流行の信念のもと、やさしさと笑顔にあふれたサービスを追求するホテル華の湯。寒くなる季節、華の湯で身も心も温まるおもてなしを受けてみてはいかがでしょうか。
【 湯舎めぐり 】
30種類の温泉をめぐる、『湯舎めぐり』をお楽しみください。宿泊のほか、日帰り入浴もございます。
【 桃香 】
華の湯オリジナルスイーツ「桃香(ももか)」。フルーツ王国福島県の誇る桃、あかつきを使用したシュークリームです。そのほか梅香や桜香、香の苺など種類も充実しています。
お問合せ【ホテル 華の湯】 電話:024-984-2222 |
【郡山市内のスポット紹介:ホテル 華の湯】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail4-4-184.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20191031
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