【Vol.38】自然の力で健康づくり【株式会社カンニャボ】
【Vol.38】自然の力で健康づくり【株式会社カンニャボ】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
阿武隈山地に生息する<カンニャボ>は、長い間「医者いらず貝」として重宝されてきました。今回はそんなカンニャボを使った健康づくりを目指す株式会社カンニャボから、統括マネージャーの遠藤由布子さんにお話をうかがいます。
【 株式会社カンニャボ 】
1990年7月、郡山市内で民間薬として用いられてきたカンニャボ、通称ツメキセル貝を粉末状にした物を販売開始。同年9月に有限会社肝若堂(かんにゃくどう)を設立させました。
大学との共同研究を行った後、会社形態を株式会社カンニャボへと変更。現在では、ほうじ茶を加え飲みやすくしたお茶やドリンクタイプをはじめ、オリゴ糖やイノシトールを加えて健康維持を促す「カンニャボエース」、忘年会など宴会が増えるこれからの季節にもぴったりな「のんべえ助」の開発と販売を行うなど、多彩なアイテムで日々の健康をサポートしています。
【 カンニャボとの出合い 】
社名にもなっているカンニャボとの出合いは、どのようなものだったのでしょうか?
「カンニャボと出合ったきっかけは、創業者の宗像芳見が重い肝臓病にかかったことでした」
そう話すのは、創業者宗像芳見さんの孫娘である遠藤由布子さんです。
「当時養蚕業に携わっていた祖父は、郡山市内の農家の方から『肝臓にはカンニャボがいい』とアドバイスされたそうです。実際にカンニャボを粉末状にして摂取し続けたところ、症状が改善。自分と同じように肝臓の不調で悩んでいる人たちの助けになりたいと考え、起業に至ったと聞いています」
由布子さん自身も幼い頃からカンニャボに触れ、普通のお茶と同じような感覚で摂取していたのだそうです。それほどまでに身近にあったカンニャボを、より多くの人に知ってもらおうと日々商品づくりに励んでいるのでした。
【 これまでの苦労 】
2020年には創業30周年を迎えますが、これまでに苦労されたことがあれば教えてください。
「自然由来の物なので、捕れる量に限りがあるというところでしょうか。カンニャボは桑畑に生息し、漢方にも使われる桑の栄養を吸収して育つため、健康や肝臓にいいと言われてきました。しかし現在では桑畑も徐々に減り、農薬の使用によってカンニャボ自体も減ってきているのです。養殖で育てることは難しく、自然に頼るしかありません。ただ、逆に考えれば<郡山でしか捕れない>という強みとして考えることができるのではないでしょうか。地元に根付いた民間薬であり、文化でもあるカンニャボを、これからも守っていけたらと考えています」
【 ひとりひとりに合わせた商品を 】
カンニャボの製品は愛用者の方のクチコミから広く知られることになりましたが、今後はどのようなことに力を入れていくのでしょうか?
「現在ではインターネットやドラッグストアでも商品をお求めいただけます。しかし大切なのは、これまでのようにひとりひとりのお悩みに合わせた商品をご提案すること。店頭で直接ご相談に応じたり、お電話でお悩みをうかがったりするなど。お客様との会話を大切にしていきたいと考えています」
郡山市に根付いた不思議な貝、カンニャボ。その加工食品には、単なるビジネスというだけでなく、民間薬として愛用されてきた文化を継承しようという思いが隠されていました。みなさんもパワーアップしたカンニャボの商品で、忘年会シーズンを乗り切ってみてはいかがでしょうか。
【 カンニャボエース(100粒入り)】
大学との共同研究の末、開発・改良を積み重ねながら製造されました。お酒を飲む前に、日々の健康維持に、おすすめの一品です。
4,640円(税込)
【 クワスリン(200粒入り)】
桑の葉、タラノメ、ユキノシタ、カキオドシ配合。主原料の桑の葉は、必須アミノ酸、ビタミン類、ミネラルを豊富に含む、栄養素の宝庫です。
3,990円(税込)
お問合せ【株式会社カンニャボ】 E-mail:kannyabo.@topaz.ocn.ne.jp |
【カンニャボ詳細ページ|郡山市のギフト】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/gift/product.php?no=01 |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20191129
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。
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