【Vol.41】居酒屋ならではの地域貢献【居酒屋 安兵衛】
【Vol.41】居酒屋ならではの地域貢献【居酒屋 安兵衛】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
キャベツもちや鯉のなめろうなど、福島県内の食材や郷土料理を提供している居酒屋安兵衛。今回は郡山駅前のお店を訪ね、店長の早川健児さんにお話をうかがいました。
【 居酒屋 安兵衛 】
2020年の10月で創業から36年を迎える安兵衛は、緑色ののれんとちょうちんが目印。緑ちょうちんは県産食材を積極的に取り扱う、地場産品応援店の証となっています。
スタッフが実際に畑仕事を経験し、野菜を収穫していることが特徴で、寒い時期には冬甘菜(ふゆかんな)という郡山ブランド野菜を使ったキャベツもちが人気なのだそうです。
ほかにも、郡山市の特産品である鯉を使ったなめろう、白河産メイプルサーモン刺し、いかにんじんなど地元産品を使用した多彩なメニューが並びます。
唎酒師(ききざけし)の資格を持つ店長によると、全国的に評価の高い地酒と県産食材を生かした料理のマリアージュがオススメなのだとか。
【 畑仕事に取り組むきっかけ 】
「苦労したり大変だと思ったりしたことはありません!」
安兵衛の歩みについて、すがすがしいほどにそう言い切るのは店長の早川さん。居酒屋スタッフとして畑仕事に取り組むきっかけは何だったのでしょうか?
「震災後、風評被害の影響で、知り合いの養鶏場が廃業してしまったんです。このことをきっかけに、せっかく郡山駅前で営業しているのだから、福島県の食材が美味しくて安全であることを県内外へ発信しなければいけないと感じるようになりました。それから地酒や、県産食材を数多く取り扱うように。また、自分たちの力で安全を証明したいと考え、畑仕事を始めることにしたんです。」
スタッフ自ら土づくりに取り組み、種まき、収穫まで一貫して行っている安兵衛。この活動は、食材の旬の時期を知り、どんな料理に合うのか判断するうえでの勉強にもなっているそうです。
【 安兵衛の接客について 】
接客では、どんなことを心掛けているのでしょうか?
「ひと言で表すなら、<お店の空気感>。サービスにはお客様との程良い距離感が大切だと考えています。私が目指しているのは<ノンストレスなお店>です。重要なのは、お客様に『すみません』とスタッフを呼ばせないような心配り。料理、お酒、サービスなど、お客様によって求めるものは異なりますが、それを察して接客をすることが大切なのです。その中で安兵衛の強みとなっているのが、畑仕事で得た知識をもって対応できること。実際に経験することで、単なる知識だけでなく、自信をともなった接客が可能になるんです。」
早川さんが話す<お店の空気感>には、スタッフが働きやすい環境づくりも含まれています。接客する側が楽しく働くための環境を用意すれば、スタッフの笑顔が自然とお客様の笑顔にもつながっていくのだそうです。
【 頼まれごとは試されごと 】
10月で創業から36年を迎えますが、これからどんな居酒屋を目指していくのでしょうか?
「新しいことを始めるというより、これまでやってきたことをしっかり継続していきたいです。それから地域の為に役立てることがあれば積極的に取り組んでいきます。人から何かを頼まれたときには、自分を試されていると捉え、全力で応えていきたいですね。
福島県には海も山も川もあって、美味しい食材や地酒にも恵まれています。地域によっていろんな食文化があることも面白い点です。そんな福島県の魅力を、これからも発信し続けていきたいと思います」
強い使命感をもって、県産食材の安全と美味しさを発信し続けてきた安兵衛。県内外からアクセスしやすい郡山駅前のお店で、旬の野菜と美味しい地酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。年度替わりに増える歓送迎会では、美味しく盛り上がれる一時にしたいものですね。
【 冬甘菜のキャベツ餅 】
冬甘菜を使ったキャベツ餅。安兵衛オリジナルのあんかけがたまらない、あつあつメニューです。
【 御前人参のステーキ 】
寒い時期にしか味わえない御前人参は甘くて栄養たっぷり。1本丸々ステーキでお召し上がりください。
お問合せ【居酒屋 安兵衛】 電話:024-933-9326 |
【郡山市内のスポット紹介:居酒屋 安兵衛】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail3-6-503.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20200228
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。
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