【Vol.44】美味の陰に貫かれた、医食同源とおもてなしの心【中国料理 珍満】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
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中国料理珍満は1868年(明治元年)の創業以来、郡山駅前で150年以上にわたり美味を提供し続けてきた老舗。食を通じて健康にも配慮している珍満を訪ね、代表取締役の小平一夫(おだいらいちお)さんにお話をうかがいました。
【 中国料理珍満 】
「日本一総本店」として創業した当時は、旅館業を営む傍ら、まんじゅうを販売していたそうです。
その後、1945(昭和20)年に中国料理店と卸売業を開始。当時の代表が終戦で満州から戻って来たことをきっかけに、本格的な中国料理店として営業し始めたのです。
当時は豆菓子をはじめ、中華まん、餃子、中華麺などの自社製造にも取り組んでいました。ここで修業した方が独立した例も多く、県内各地に日本一総本店や珍満から巣立った方の店舗、企業が残っているそうです。
中国料理店としては2020年で75年を数え、四川や広東の本格的な中国料理が楽しめる味どころとして、長年にわたって地元の人々に親しまれてきました。
【 理念としての医食同源 】
「珍満という店名には<美味しくて珍しい物を食べて心身ともに満たされる>という意味が込められているんです」
店名の由来について教えてくれたのは、代表取締役の小平一夫さん。料理やサービスだけでなく、その基になる理念についても紹介してくれました。
「大切にしているのは、料理を通じてお客様に喜んでいただくこと。美味しいだけでなく心も体も健康に...というのが珍満の理念なんです。中国料理には医食同源という考え方もあることから、バランスの取れた食事を意識し、薬膳料理なども提供。薬膳を特別な物と考える方もいらっしゃいますが、私たちが普段口にする生姜やニンニクもその一種です。その土地の旬の食材を味わうことが、医食同源の第一歩ではないかと思いますね。」
【 チャリティーの取り組み 】
珍満では病院や福祉施設の訪問といったチャリティー活動にも力を入れています。県内の小学校と連携し、ラオスの子どもたちの支援にも取り組んでいるそうですが、そのきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
「病院などへの訪問は<料理することが利用者の生きる力になれば>という思いから始めました。ラオス支援は当時、友好団体に知り合いがいたことがきっかけ。現地の子どもたちから届いた手紙は、いまでも私の宝物になっています。どちらの活動も<私がやらなければ>という強い使命感を覚えて取り組むことになりました。他人が体験できないことに取り組むことは、最終的に自分のために返ってくる。社員教育にも繋がっていると思うんです。」
【 新しい生活様式への対応 】
これまでに苦労したことがあれば教えてください。
「苦労を感じたことは一度もないんですよ。震災や2019年の台風など大変なことはありましたが、そのときはただ必死にやれることをやっていました。現在の新型コロナウイルス感染症もこれまでと同じです。感染拡大で私たちの日常は大きく変わりましたが、そこで私たちにできるのは新しい生活様式を取り入れていくこと。従業員のマスク着用、お客様同士の距離の確保、客席の徹底した除菌など、できうる限りの対策をもって食の安心安全と皆様の健康維持に配慮しています。」
通常営業再開時には、お客様から「この店が営業していてよかった」という言葉をいただき、そのひと言が「本当にうれしかった」と話す小平さん。柔和な笑顔からは、心からお客様の健康と喜びを願う人柄がにじみ出ていました。
中華の技を生かし、鯉料理や郡山グリーンカレーなど、ご当地メニューも手掛ける珍満。「美味しい料理は人を笑顔にする」とうれしそうに話す小平さん。健康維持や食の安全が求められる時期だからこそ、美味しい中国料理で活力をつけてみてはいかがでしょうか。
【 多種多様なプランに合ったお料理 】
ファミリー向けのコースから宴会プランまで、用途に合わせたコースをお選びいただけます。
【 郡山市にちなんだメニューの提供も 】
ご当地グルメの「グリーンカレー」や、郡山市の特産品である鯉を使ったメニューの提供もございます。
お問合せ【中国料理 珍満】 電話:0120-218051 |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20200630
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