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【Vol.53】郡山駅から全国へ。福豆屋の海苔のりべん【株式会社福豆屋】

【Vol.53】郡山駅から全国へ。福豆屋の海苔のりべん【株式会社福豆屋】

~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。


電車旅には欠かすことのできない駅弁。JR郡山駅構内では、テレビ番組でも紹介され注目を浴びている駅弁が販売されていることをご存じですか?そんな『海苔のりべん』を販売する株式会社福豆屋を訪ね、専務取締役の小林文紀さんにお話をうかがいました。


株式会社 福豆屋

【 株式会社 福豆屋 】
1924(大正13)年の創業から、2021(令和3)年の3月で97年を迎えた株式会社福豆屋。
地元の味を生かした種類豊富な駅弁を看板に、毎日の栄養バランスを考えた宅配給食や仕出しなどを提供しています。

看板メニューは、郡山産のブランド米あさか舞を使用した『海苔のりべん』。JR東日本『駅弁味の陣2018』では、最高評価を受賞しました。
4月から開催される『東北デスティネーションキャンペーン』に合わせ、郡山産最高級米ASAKAMAI887を使用し、お米の美味しさをより引き立てた『海苔のり弁887』を販売。福島の海と山の恵みを一緒に味わえるメニューに仕上がっています。


専務取締役 小林文紀さん

【 専務取締役の小林文紀さん 】
「幼い頃は、会社と自宅が同じビルにあって一日中駅弁屋という中で育ちました。私達で3代目になります。一番苦労したのは、事業を継承した際ですね。」

事業を引き継いだ当時を振り返るのは、専務取締役の小林文紀さん。

「26年前に父が他界したことで事業を引き継ぐことにしました。それまでは、東京で会社員として働いていたので、経営に関する知識はゼロ。従業員や取引先に迷惑を掛けてしまったこともありました。それでも現在まで続けてこられたのは、周囲の方々の暖かいご支援のおかげと子供や家族の存在があったからだと感じています。」


海苔のり弁887

【 東北デスティネーションキャンペーン 】
東北デスティネーションキャンペーンでは、「花」「自然・絶景」「歴史・文化」「酒・食」「温泉」「復興」の六つのテーマごとに、東北地方で様々な企画が予定されています。
新作駅弁『海苔のり弁887』は、どのようなメニューなのでしょうか?

「キャンペーンが開催になる東北はどの県も米どころです。東北の玄関口郡山として、ASAKAMAI887という最高級米を使用しました。炊き立てがツヤツヤで、甘味があるお米です。お米の特徴ごとに炊き分け、ご飯に合わせておかずを組み合わせるのが福豆屋の強みだと思います。最高品質のお米の風味を生かせるよう、おかかは入れず、塩昆布とばら海苔でシンプルに。松川浦のあおさ海苔や県産牛を使用したりと、福島の魅力が伝わるような駅弁に仕上げました。」
郡山駅をはじめ、東京駅、福島駅、新白河駅、会津若松駅での購入が可能。
※数量限定で1,200円(税込)キャンペーン終了後も常設で販売予定です。


福豆屋のメニューの数々

【 郡山駅から全国へ 】
今後はどのような駅弁屋を目指していくのでしょうか。

「"老舗"と呼ばれるような駅弁屋になることでしょうか。創業から97年を迎えましたが、県内で歴史のある企業と比べると私たちはまだまだこれからだと思っています。まずは100年を目指して。また、郡山駅は県内でも交通の要衝ですが、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で鉄道利用者が減っています。そんな状況でも東京駅での販売など、県外の方に福島の魅力がつまった商品を手に取ってもらえる機会をつくっており、東北デスティネーションキャンペーンを通して、福豆屋の駅弁や福島の旬を求めて大勢の方々に郡山に足を運んでもらいたいですね。そのために、お客様に驚きと、作り手の意図を想像してもらえるような駅弁を作り続けていきます。」

遠方への旅行が難しい現在、非日常を演出する福豆屋の駅弁で少しだけ贅沢なランチはいかがでしょうか?


ふくしま 豚の醍醐味小原庄助弁当

【 ふくのしま 豚の醍醐味 】
ふくしまのブランド豚『麓山高原豚』を豚しぐれ、角煮、炙り焼き、豚みそそぼろ、ベーコンの5つの味で楽しめる駅弁です。...1,200円(税込)。

【 小原庄助弁当 】
会津民謡『会津磐梯山』に登場する『小原庄助さん』のように長く愛される駅弁になりますようにと名付けられたもの。具沢山のおかずに、2色のご飯が特徴的です。...1,100円(税込)。

お問合せ【 株式会社 福豆屋 】
電話:024-956-0050
【ASAKAMAI887 公式サイトはこちら】
https://asakamai.com

【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20210331
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。

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