【Vol.72】ふくしまに"利あり"【一般社団法人ふくしまリアリ】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
「伝承」「記録・発信」「交流」の3つの活動を通じ、県内の魅力発信を行う団体が、郡山にあることをご存じですか?今回は、一般社団法人 ふくしまリアリを訪ね、代表理事の山口祐次さんにお話をうかがいます。
【 一般社団法人 ふくしまリアリ 】
2022(令和4)年4月に設立。「伝承」「記録・発信」「交流」の3つをテーマに、震災、復興の伝承、 復興と地域の魅力コンテンツの制作・発信事業、地域づくりの企画立案・運営に関する事業など、幅広い活動を行っています。
【 代表理事の山口祐次さん 】
「長年、企業の管理部門に従事してきましたが、東日本大震災が大きな転機となりました。浜通りでの被災体験や、郡山での生活再建を経験し、<"ふくしま"で地域、人、企業に広く関わることをしたい>という思いがふつふつと生まれてきたのです。」
そう話すのは、一般社団法人ふくしまリアリの代表理事、山口祐次さん。
「2018(平成30)年からは、福島県が主催するスタディツアー『ホープツーリズム』に携わり、浜通りをメインとしたフィールドワークや、県内外での講演を行ってきました。その活動を通して福島に向き合えば向き合うほど、震災での"教訓"を生かすこと、復興の歩みや県内の魅力を"発信"すること、そして"交流人口拡充"の必要性を強く感じ、仲間とともに『ふくしまリアリ』を設立しました。」
【 ふくしまリアリの取り組み 】
「リアリの主な取り組みは3つあります。まずは"伝承"。教育旅行でのフィールドワークや、講演、新たな企業研修プログラムづくりなど。2つ目は"記録・発信"。ドローンによる撮影等で、震災から大きな変化を迎えている福島の<復興の歩み>と<魅力>の記録、発信を行います。どちらか片方ではなく、その両面を届けることが大切だと思っています。最後は"交流"。郡山は、福島県のほぼ中心に位置し、県内外問わず、アクセス面で非常に利便性が高い場所。そのため、増えつつあるワーケーション※のアクセスポイントや、県内外の方との交流スペースとして1階フロアを提供しています。また、地域コミュニティの活動スペースとしても活用いただけます。活動を大変だと感じたことはありませんね。すべてやりがいだと感じています。」
※ワーケーション... Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすこと。
【 ふくしまに"利あり" 】
目指す将来像があれば教えてください。
「私達は、福島の震災と復興の歩みの伝承、様々な魅力の創造と発信、地域の人々がいきいきと活躍する環境づくりとサポートを通し、魅力あふれる福島の地域づくりと持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。事業継続、伝承のためにも、若い世代へ活動を引き継いでいくことも大切になってきます。福島県では、学生の語り部事業などにも力を入れていますので、これからの時代を担う若者たちと一緒に活動していきたいですね。」
一つひとつ思いを"実現"していくふくしまリアリの活動から、県内の魅力が県内外へ発信されていくことでしょう。ふくしまに"利あり"。
【 記録・発信 】
魅力あふれる福島と、復興に向けて刻々と変化する福島の両面を記録し発信します。
【 交流 】
県内外遠隔地の方を対象としたワーケーション交流スポット・地域コミュニティ活動スポットの運営をしています。
お問合せ【 一般社団法人 ふくしまリアリ 】 電話:024-953-4018 【ホームページ】https://www.f-riari.com/ |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20221031
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。