【Vol.26】心で焼いて一世紀!【すき焼 しゃぶしゃぶ 京香】
~郡山市観光協会 × ふくラボ!presents~
4月からコーナーをリニューアル!福島のタウンサイト「ふくラボ!」と共に郡山の魅力をご紹介します。
明治時代の文明開化期に流行した"牛鍋"という料理をご存知ですか?すき焼 しゃぶしゃぶのお店、京香は、福島県初の牛鍋店として創業しました。今回は、社長の大野勝久さん、女将の大野栄子さんにお話を伺いました。
【 京香について 】
明治17年、肉の販売店として創業。「角海老本店」という名前で、食肉の小売りをしていました。角海老の初代が明治35年、郡山市内に工場をつくり、それまで米沢から馬車で運んでいた牛肉をスムーズに提供できるようになりました。明治44年に工場の場所を咲田へ移動。時代の流れとともに、昭和61年に小売事業を終了。創業時から、食肉の販売の傍ら営んできた料理店をメインとした「京香」がスタートしました。
【 京香の料理について 】
京香のすき焼には、創業当時に牛鍋を提供していた頃の名残があるのでしょうか?
「もちろん、創業当時の名残もありますが、肉のおいしさを一番最初に堪能してほしいというのがこだわりでもあります」社長の大野さんはおっしゃいます。肉の焼き方はその時代によって変化しているとのことで、先代の社長の頃は、肉を先に焼き、次に野菜を盛り付けて、生け花のようにしていたのだとか。「上質なお肉が出てきたら、やっぱりすぐに食べてみたくなりますよね。お客様には、笑顔になってほしいんです」こうして、現在の京香では、まず、肉を焼いたら、先にお客様に味わっていただくのだとか。
京香のお肉の特徴は、お客様の食べやすさを追求し、味わい豊かなコクがあるA4ランク以上の雌牛をメインに選んでいることだそうです。そんな気遣いも京香ならでは。
「『心で焼いて一世紀』というキャッチフレーズを使っています。ただ召し上がっていただくだけではなく、京香で食事をしたことが記憶に残るように、お客様の素晴らしい思い出になるように、従業員一同は心を尽くしておもてなしをしております」と社長はおっしゃいます。
【 不易流行 】
明治17年の創業から134年、郡山の地で営業を続けてきた老舗、京香。長い歴史のなかで、現在に至るまで受け継がれているものはどんなものなのでしょうか。「"おいしいものをたくさんの方に食べてもらいたい"という思いは創業当時から変わらず、メニューなど時代によって変化するものは新しく取り入れてきました。まさに、不易流行ですね」と、女将の栄子さん。
以前はすき焼のみの提供だったといいますが、現在では、すき焼に加え、しゃぶしゃぶや会席コースのほか、お昼の御膳など様々なメニューが取り揃えられています。創業当時から受け継がれている思いは変えずに、時代の変化に伴うお客様のニーズに耳を傾け、取り入れてきたのだそうです。近年では、 「肉好き大人の女子会」や「和食×日本わいん」、「新ソバとすき焼」などのイベントも開催。これらも時代変化への対応ということなのでしょうか?「そうですね。スタッフのアイデアから始まったものもありますし、お客様からの要望で始まったものもあります。イベントを通じて京香を身近に感じていただきたいんです。」
今回お話を伺って一番印象的だったのが"私たちは黒子なんです"という言葉。来ていただいたお客様にこだわりの料理を存分に楽しんでいただくため、全力でおもてなしをするという"心"の現れ。134年受け継がれている老舗のおもてなしを、ぜひ体感してください!
【 日本ワインについて 】
今や世界からも注目されている日本ワイン。京香では、メインのお肉はもちろんのこと、繊細な和食やお造りに合わせたワインも幅広く取り揃えられています。一杯からでも気軽に楽しめるバイザグラスも充実。飲み比べて、お気に入りのワインを見つけてみてはいかがでしょう。上品な日本ワインと和食のマリアージュをお楽しみください!
【 京香の忘新年会情報 】
忘新年会の特別なプランとして、15名以上のご宴会に限り、フリードリンク付きのお得なコースが登場。厳選した日本酒やワイン、梅酒など、若い方々にもおすすめのプランです。
お問合せ【すき焼 しゃぶしゃぶ 京香】 電話:0249-32-0220 ホームページ:http://www.kyo-ka.jp/ |
【郡山市観光物産振興協会:京香】 https://www.kanko-koriyama.gr.jp/itiba/syokuhin_member/kyoka.html |
【ふくラボ!郡山探検隊ページはこちらから】
https://www.fukulabo.net/is.shtml/labonews/hitomono-20181130
取材の様子もご紹介!ぜひご覧ください。